【深和】紫野焼 黒楽平茶碗 藪内透月斎書付 銘「廣澤」 公式

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【深和】紫野焼 黒楽平茶碗 藪内透月斎書付 銘「廣澤」 商品説明紫野焼の黒楽平茶碗です。

口部はゆったりとした稜線を描き、総体は柔らかな輪郭線に包まれています。銘の「廣澤」とは、京都嵐山、大覚寺東にあるの広沢池から命名されており、平安期において観月の名所として貴族が訪れ多くの歌を詠んだ場所として知られています。

真黒の艶やかな釉肌は光をうけるとやや青白い光沢を帯び、まるで凪いだ池の水面に映る月影のような冴えた景色をあらわしています。

ひっそりとした清雅な作行のお品です。


◆藪内透月斎(1855-1942)
茶道藪内流十一世家元。九世宝竹斎の長男。名は宗梁、字は世純、輝翁。透月斎・竹窓は号。岡山曹源寺の沈流軒老師に参禅し、森寛斎に絵を学ぶ。昭和17年(1942)歿、78才。

◆紫野焼
京都紫野大徳寺門前あぶり餅屋の主人鶴亭が始めた楽焼。主として茶道具を焼き、「紫ノ」の款があり、この文字は松月庵の宙宝和尚の書である。大徳寺の拙叟宗益によって弘化年間(1844-47)塔頭常楽庵に再興された。

◆広沢池
大覚寺・大沢池の東にある。東西・南北各300メートルの灌漑用の溜池。989年(永祚1)寛朝僧正が朝原山に寺を建立した時に開削した池で、別名遍照寺池とも呼ばれる。秦氏が造成の説も有。平安期は観月の名所として貴族が訪れ多くの歌を詠んだ。


【画像参考URL】https://tripnote.jp/arashiyama-uzumasa/place-hirosawa-no-ike


付属:書付箱、御物袋が付属いたします。
寸法:高さ6cm、幅12cm(最大幅。若干の誤差はご了承下さい)

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