市松人形コレクションの整理をしています。この子は大正時代特有の瞳をした永徳斎の市松人形です。おそらく二代目永徳斎時代の作品だと思います。三代目は渡米しているはずなので。当時、光龍斎も弟子入りしていたので光龍斎の手によるものかもしれませんが、分かりません。どちらにせよ、上手の永徳斎です。胴紙は昭和初期のものですが、お顔は大正時代特有の顔です。非常に珍しいタイプの市松人形ですので、価値のわかる方、可愛がって下さる方にお譲りしたいと思います。左手にヒビ、1本欠損指です。永徳斎特有のスッとした手をしています。つむじに修復跡、腕布を修復しています。フイゴはなきます。足袋なし。元の着物も付けますが、ボロボロですので画像の縮緬の着物を着せてお嫁にだします。謎多き、作りの良い永徳斎です。是非、お迎えのご検討よろしくお願いします。お値段交渉はお気軽に。